“おおかたり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大詐欺50.0%
大騙50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余りの事に、これはひと分別ある処と、三日二夜ふたよる、口も利かずにまじまじと勘考した。はてたくんだり!てっきりこいつ大詐欺おおかたりに極まった。汝等うぬらはかって、見事に妖物邸ばけものやしきにしおおせる。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
大騙おおかたりだ。私ア十三年間この娘の上に奇蹟の現われることを祈っていたんだ。ところがどうだ。神様は娘にどんなことをしてくれたンだ。娘ははらませられて、それに下し薬迄飲ませられたんだ。
反逆 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)