“おおいつつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
蔽包100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものの色もすべてせて、その灰色にねずみをさした湿地も、草も、樹も、一部落を蔽包おおいつつんだ夥多おびただしい材木も、材木の中を見え透く溜池ためいけの水の色も、一切いっさい喪服もふくけたようで、果敢はかなくあわれである。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)