“おおいちざ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大一座100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俳優の共進会と噂されたほどの大一座おおいちざであっただけに、入場料の高くなるのもまた自然の結果で、桟敷さじき一間ひとまが四円五十銭というのであった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
時々大一座おおいちざでもあった時に使う二階はぶっ通しの大広間で、伽藍堂がらんどうのような真中まんなかに立って、波を打った安畳をながめると、何となく殺風景な感が起った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)