“おおあれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大荒66.7%
大暴33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、九月半ば頃、大荒おおあれの海をのり切って船が大阪港へ入った時、一通の電報が彼を待ち受けていた。
秋空晴れて (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
先ず亀川かめがわ温泉を過ぎて血の池地獄を見た。十年に一度大活動をはじめるそうで、今年が丁度その十年目に当たり、大荒おおあれに荒れるそうである。今朝も大活動をやったとのことである。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
少し風が吹罷ふきやんで更に此の後へ大きな暴風あらしが来はせぬか、此のなぎが却って大暴おおあれの前兆ではないかと気遣われる様な者だ。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)