“えどめいしょずえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
江戸名所図会50.0%
江戸名所図絵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は冷たい風の吹き通す土蔵の戸前とまえ湿しめっぽい石の上に腰を掛けて、古くから家にあった江戸名所図会えどめいしょずえと、江戸砂子えどすなごという本を物珍しそうに眺めた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
時代錯誤アナクロニズムだ。日本の物質界も精神界もこのとおりだ。君、九段の燈明台を知っているだろう」とまた燈明台が出た。「あれは古いもので、江戸名所図会えどめいしょずえに出ている」
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そもそも羽田の弁天の社は、今でこそ普通の平地で、畑の中に詰らなくのこっているけれど、天保時代には、要島かなめじまという島に成っていて、江戸名所図絵えどめいしょずえを見ても分る。
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
この近くに山の手の新日暮里しんにっぽりといわれて、日暮里の花見寺はなみでらに比較せられた仙寿院せんじゅいんの名園ある事は、これも『江戸名所図絵えどめいしょずえ』で知っている処から、日和下駄ひよりげたの歩きついでにたずねあてて見れば