“えどまえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
江戸前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、このきはだやかじきというやつも、東京には年中あるようなものだが、十二月より三月ごろにかけてあるものは、おおむね台湾たいわんからやってくるので、いわゆる江戸前えどまえ美味うまさはない。
鮪を食う話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
今後の東京人は、たい茶漬けなんて関西の模倣もほうをやらないで、堂々と江戸前えどまえのまぐろをもって、たい茶漬けに対すべきである。東京には関西のような、美味なたいがないから、なおさらである。
鮪の茶漬け (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
江戸前えどまえを誇ったいさはだの寿司屋など跡を絶たねばならなくなるだろう。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)