“えきすい”の漢字の書き方と例文
語句割合
易水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何のために枕頭にステッキを飾るのか吾輩には分らなかった。まさか易水えきすいの壮士を気取って、竜鳴りゅうめいを聞こうと云う酔狂でもあるまい。きのうは山の芋、今日きょうはステッキ、明日あすは何になるだろう。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「なにしろ、止めて止められるような人たちじゃありませんからね。風は蕭々しょうしょうとして易水えきすい寒し、ですか。あの仲間はあの仲間で、行くところまで行かなけりゃ承知はできないんでしょう。さかんではあるが、鋭過するどすぎますさ。」
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「風蕭々しょうしょうとして易水えきすい寒し、——」。
風蕭々 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)