“うわさばなし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
噂話95.7%
噂咄4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小夜子とお玉さんの間に、仲間の独逸人の消息とか男女の関係とか、世間の噂話うわさばなしが交されていたが、するうち三人で銀座へ出ることになった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
私が彼の心持を知ったのは、初対面から二ヶ月ばかりたった頃であったが、それは直接彼からではなく、諸戸の友人達の間の噂話うわさばなしからであった。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
同僚の噂咄うわさばなしはわが注文書の腹稿となり、色の黒き大の男がふしくれ立ちたるその指に金の指輪はちと不似合いと自分も心に知りながら、これも西洋人の風なりとて無理に了簡りょうけんを取り直して銭を奮発し
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)