“うちわばなし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
内輪話50.0%
内端話16.7%
内輪咄16.7%
内輪談16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
云い出す品夫の気もちが、第一わからなくて困っているんです……ですから、こんな内輪話うちわばなしをお打ち明けした訳なんですが……
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
姉弟きょうだい内端話うちわばなしをするような調子。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
馬琴が京伝に頼った頃の何十年も昔の内輪咄うちわばなし剔抉すっぱぬいて恩人風を吹かし、人倫とはいい難しとまで京山が罵るのは決して穏やかでない。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
室は、病人の枕頭まくらもとへ来て、自分と家との関係が、初め心配したほど険悪の状態に陥ってもいないという内輪談うちわばなしなどするほど、お増になじんで来た。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)