“うすわらひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
薄笑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は覚えず薄笑うすわらひして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
薄笑うすわらひをして俯向き乍ら歩いて來る彼は、軈て覺束なき歩調あしどりを進めて、白狐龕の前まで來た。そしてはたと足を止めた。同時に『ウッ』と聲を洩して、ヒョロ高い身體からだを中腰にした。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
周三はせいのないやうな薄笑うすわらひをして、右の肩をむツくらそびやかし
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)