“うすあさぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄浅葱50.0%
薄浅黄50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もののうつつのように、いま生れたらしい蜻蛉とんぼが、群青ぐんじょうの絹糸に、薄浅葱うすあさぎの結び玉を目にして、綾の白銀しろがねうすものを翼に縫い、ひらひら、とながれの方へ、葉うつりを低くして、牡丹に誘われたように
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
空はまもなく薄浅黄うすあさぎに明けて来たが、団々たる雲のちぎれ間を、赤い煙が這い、太陽は鉛のように黒かった。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)