“うじすじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氏素姓47.4%
氏素性47.4%
氏種姓5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとい氏素姓うじすじょうのない者でも、修業次第であっぱれな名僧智識にならぬとも限らぬと、そんな心から承知してわたしを手離すことになったのでした。
くろん坊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
彼女はもともと氏素性うじすじょういやしくない人の娘であったし、劉家も元来正しい家柄なので、そういう品もどこかに何十年も使用せずにしまってあった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古い氏種姓うじすじょうを言い立てて、神代以来の家職の神聖を誇った者どもは、其家職自身が、新しい藤原奈良の都には、次第に意味を失って来ている事に、気がついて居なかった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)