“うしみつこく”の漢字の書き方と例文
語句割合
丑満刻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時間の関係からいえば、上野の鐘が十二時で、この鳥の一声ひとこえが三時だから、所謂いわゆる丑満刻うしみつこくというのでは無いが、どうもしかしおだやかで無い。
白い光と上野の鐘 (新字新仮名) / 沼田一雅(著)
すべてこのだろうの上に成立する話であるが、まアざッとそういうような話で、その刻限はあだかもその向うに見ゆる学士会院の屋上にそびえている時計台の時計が二時を報ずる所謂いわゆる丑満刻うしみつこく
不吉の音と学士会院の鐘 (新字新仮名) / 岩村透(著)