“うしうま”の漢字の書き方と例文
語句割合
牛馬100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「イワン王と戦をしてあの国を取ってしまってはいかがでしょう。あの国には金はちっともありませんが、穀物でも牛馬うしうまでも、その他何でもどっさりあります。」
イワンの馬鹿 (新字新仮名) / レオ・トルストイ(著)
わしの懇意な者が高輪たかなわに茶店を出して、旧幕時分で、可笑しかった、帆かけ船は見えるし、二十六の月を見て結構でしょうと云うと、左様そうでない、通るものは牛馬うしうまばかりで
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
果てはただ一立身の捷逕しょうけいとして、死すとも去らじと思える参謀本部の位置まで、一言半句の挨拶あいさつもなくはぎとられて、このごろまで牛馬うしうま同様に思いし師団の一士官とならんとは。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)