“うけしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
請書87.5%
受書12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでね、下げ渡したら請書うけしょが入るから、印形いんぎょうを忘れずに持っておいでなさい。——九時までに来なくってはいかん。日本堤にほんづつみ分署ぶんしょです。——浅草警察署の管轄内かんかつないの日本堤分署です。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
文箱ふばこに入って参りましたから、当人の悦びは一通りでございません、先ず請書うけしょをいたし、是から急に支度にかゝり、小清潔こざっぱりした紋付の着物が無ければなりません、紋が少しちがっていても宜い
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
支那国に於ては、人が兵隊になる時、手一面に墨を塗り、兵隊になったという受書うけしょの下に手を捺させ、若し兵隊逃亡することがあれば、其手形を以て在所を探ねるが
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)