“うきよゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浮世繪83.3%
浮世絵16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地味なあはせ、黒い帶、紅嫌ひと言つて通人の間に持て囃された、浮世繪うきよゑの一枚刷にあるやうな、此上もなく澁いくせに、持ち前の美しさがそのために引立てられて、反つてそれが
大模樣の文身ほりものの發達したのは、歌舞伎かぶき芝居や、浮世繪うきよゑの發達と一致したもので、今日殘つて居る倶梨伽羅紋々くりからもん/\といふ言葉は、三代目中村歌右衞門が江戸にくだつて、兩腕一パイに文身ほりものを描いて
僕は少時せうじ国芳くによし浮世絵うきよゑにこの話の書いたのを見てゐたから、「吉原八景よしはらはつけい」だの「黒髪」だのよりも「石の枕」に興味を感じてゐた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)