“うきしずみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
浮沈100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は忘れがたい旧師のことを一時の浮沈うきしずみぐらいで一口に言ってしまいたくなかった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
あがったとか、さがったとか言って、売ったり買ったりする取引場の喧囂けんごう——浮沈うきしずみする人々の変遷——狂人きちがいのような眼——激しくののしる声——そういう混雑の中で、正太は毎日のように刺激を受けた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)