“いりつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炒付33.3%
煎付33.3%
衣笠33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
別に玉葱一つとニンニク少しと生姜しょうが一つを細かく切ってバターでよくいためてその中へメリケン粉大匙二杯とカレー粉中匙一杯とを入れてよく混ぜながら炒付いりつけてスープ一合を
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
とお倉はオズオズとした調子で言って、三吉が持って来た蜂の子の煎付いりつけたのを皿に載せて出した。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
名は需、あざな光亨くわうかう、一の字は終吉しゆうきつ、楓亭の子にして衣笠いりつの兄である。榕亭は前年庚辰に棭斎が何事をか交渉した時、すげない返事をした。しかし今親く訪はれては、厚遇せざることを得なかつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)