“いひはや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
言囃80.0%
云囃20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婦人科ふじんくわめうてゐると言囃いひはやしてゐた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
藤野さんは、豐吉に敗けたのが口惜くやしいと言つて泣いたと、富太郎が言囃いひはやして歩いた事をおぼえてゐる。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
わが身は昔の人の云囃いひはやせし日本の三景、松島、嚴島、天の橋立を見ずとも、左程殘念に存ぜず候へども、人と生れし上は、いかにもして一度ひとたびは折を得て
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)