“いのうえああ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
井上唖々87.5%
井上唖唖12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒田湖山主筆となりて毎号巻頭に時事評論を執筆し生田葵山いくたきざんとわれとは小説を掲げ西村渚山にしむらしょざんは泰西名著の翻訳を金子紫草かねこしそうは海外文芸消息を井上唖々いのうえああは俳句と随筆とを出しぬ。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
一日いちにちおのれも菓子折に生田葵山いくたきざん君の紹介状を添へ井上唖々いのうえああ子と打連れ立ちて行きぬ。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
即ち明治四十二年の秋八月のはじめに稿をおこし十月の末に書き終るが否や亡友井上唖唖いのうえああ君に校閲を乞い添刪てんさんをなしたのち草稿を雑誌『新小説』編輯者へんしゅうしゃもとに送った。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)