“いのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
衣嚢83.3%
稲生16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
答えたのは一番年嵩としかさの一等兵である。四十は既に越した風貌である。身体に合わない略服を着て、見すぼらしく見えた。衣嚢いのうも小さい。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
私は、丁度、その中下甲板の検査をする役に当つたので、外の仲間と一しよに、兵員の衣嚢いのうやら手箱やらを検査して歩きました。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
八、怪談物(四谷怪談、稲生いのう武太夫、鍋島猫騒動)
大衆文芸作法 (新字新仮名) / 直木三十五(著)