“いぬどき”の漢字の書き方と例文
語句割合
戌刻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袈裟ノ前の死は、十四日のよい戌刻いぬどきすぎごろ(午後九時)——場所は、菖蒲小路あやめこうじの自邸。良人おっとの渡にとっては、留守のまのできごとだった。
十四日の夜の戌刻いぬどき良人おっと寝屋ねやへ、さきに忍んでください。その宵、良人にふろをすすめ、髪のよごれも洗わせて、酒などあげてやすませておきます。