“いなべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
員弁80.0%
鋳鍋20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天平十六年の大安寺資財帳に、伊勢国三重郡采女うねめ郷十四町の内訳、開田二町五段未開田代十二町、同員弁いなべ宿野原しゅくのはら五百町、開田三十町未開田代四百七十町などとある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その中の一隊は、員弁いなべ川に添うて濃州街道を美濃の方へ探して行った。
乱世 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
と、途端にその熱い湯気がはだけた腕に濛々もうもうと触れたので、少し無理をしたと見えその拍子に鍋からつるの片方が外れた。そして鉄の鋳鍋いなべは落ちて微塵みじんくだけた。