“いとうしゅんすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伊藤俊介33.3%
伊藤俊助33.3%
伊藤俊輔33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに、新政府の参与兼外国事務取調掛とりしらべがかりなる東久世通禧ひがしくぜみちとみをはじめ、随行員寺島陶蔵てらじまとうぞう伊藤俊介いとうしゅんすけ、同じく中島作太郎なぞの面々がその応接室にはいって来た。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その日、兵庫の永福寺の方では本犯者の処刑があると聞いて、パアクスは二人ふたりの書記官を立ち会わせることにした。日本側からは、伊藤俊介いとうしゅんすけ、他一名のものが立ち会うという日であった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そんなら見たまえ、長州藩あたりじゃ伊藤俊助いとうしゅんすけだの井上聞多いのうえもんただのという人たちをイギリスへ送っていますぜ。それが君、去年あたりのことですぜ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
長州藩では、藩の世子せいし長門守ながとのかみが、迎えに出た。また、五卿慰労の春帆楼の一夕いっせきには、藩士の桂小五郎かつらこごろうと、伊藤俊輔いとうしゅんすけが、あいさつを述べに、伺候した。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)