“いてき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夷狄94.9%
夷敵2.6%
夷秋2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
官吏ともあろうものが夷狄いてきともがらを引いて皇帝陛下の謁見を許すごときは、そもそも国体を汚すの罪人だというような言葉を書きつらね
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一も西洋二も西洋と夷敵いてき紅毛人の前にペコペコして洋服を着、洋食をくらって、アラン限りブルジョア根性を発揮し、屈辱的条約をドシドシ結びながら
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
幕府正議せいぎまるに御取用とりもちいこれ無く、夷秋いてきは縦横自在に御府内を跋扈ばっこ致し候えども、神国未だ地に墜ち申さず、上に聖天子あり、下に忠魂義魄ぎはく充々致し候えば
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)