“いっしょうびん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一升瓶40.0%
一升罎40.0%
一升壜20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをゆずってもらいたい、と私は言い、亭主から日本酒を一升売ってもらって、私たち二人は何のあてどもなく、一升瓶いっしょうびんをさげて初夏の郊外を歩き廻った。
フォスフォレッスセンス (新字新仮名) / 太宰治(著)
「ついでに、重詰じゅうづめを願ひてえ。一升罎いっしょうびんさらつて来た。」
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それがすむと、どこから持って来たのか冷々ひえびえと露のれている一升壜いっしょうびんの口を開いてコップに移した。冷え切った麦湯! ゴクンゴクンと喉を通ってはらわたまでしみわたる。
地中魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)