“いちもくさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一目散97.5%
一目参2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿弥陀如来の後ろから、巨大なねずみのような真っ黒な怪物が、さッと飛び出して、あたりのものを蹴散らかし、一目散いちもくさんに逃げ出して行った。
死体蝋燭 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
よくとおる、しかし意地の悪くない高笑いに追われながら、一目散いちもくさんに自分の部屋へんで、ベッドにころがり込むと、両手で顔をかくした。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
「津波だ津波だ」と胃吉も腸蔵も一目参いちもくさんに逃げて行く。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)