“いちもう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一毛60.0%
一網40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もよおしのかかることは、ただ九牛きゅうぎゅう一毛いちもうに過ぎず候。凱旋門がいせんもんは申すまでもなく、一廓いっかく数百金を以て建られ候。あたかも記念碑の正面にむかひあひたるが見え候。またそのかたわらに、これこそ見物みものに候へ。
凱旋祭 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とらえるときには、大ぜいの部下も、ぬすみためた美術品の数々も、すっかり一網いちもうに手に入れてしまうつもりだよ。少し欲ばりすぎているだろうかねえ。ハハハ……。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
『そうですとも、女共も一網いちもうに!』