“いちみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一味100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町まで使いにいって、ちょうど山塞の近くへもどってきた一味いちみの一人が、ふと目をあげたとき、妙なものを見つけた。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ほとんど無数の民衆が夏の一日の汗を行水ぎょうずいに洗い流した後、ゆう飯のぜんの上にならべられた冷奴の白い肌に一味いちみの清涼を感じたであろうことを思う時
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
大チャンはちょうどその二三日前から、巨匠の演出する山賊の一味いちみになり、帰宅はいつも十二時をまわっていた。
軍国歌謡集 (新字新仮名) / 山川方夫(著)