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いちでん
ふりがな文庫
“いちでん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
一殿
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一殿
(逆引き)
と、
殿
(
でん
)
ノ
法印
(
ほういん
)
を追い立てた。そして宮は一たん奥へもどって妃のお給仕で食膳につき、また装いも腹巻にかえて、おもての陣座とする
一殿
(
いちでん
)
へ出て行かれた。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで使者は、長いこと、
一殿
(
いちでん
)
で待っていたが、
二
(
ふ
)
た
刻
(
とき
)
もたつのに、どうしたのか出ても来ない。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とつぜんな宮御所の召集には、千種
忠顕
(
ただあき
)
以下、たれもが驚いて馳せ参じた。そしてよく密議する
一殿
(
いちでん
)
の
凍
(
こお
)
るばかりな灯に対して、それぞれの吐く白い息が固く居ながれていた。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこは真空のような
一殿
(
いちでん
)
の室だった。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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