“いころ”の漢字の書き方と例文
語句割合
射殺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「命があってはかえって後日の面倒、ものの見事に射殺いころして苦しうない、あとの責めは拙者が引受ける」
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大尉が、いかんいかん、と云つて手をふりますと、山烏はピカピカする拳銃ピストルを出していきなりずどんと大尉を射殺いころし、大尉はなめらかな黒い胸を張つて倒れかゝります。
烏の北斗七星 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
あのまま母は、妹は森のなかでおそろしいけものにくわれてしまい、にいさんのほうは子ジカになって、狩人かりゅうどたちに射殺いころされてしまったものとばかり思いこんでいました。