“あるきぶり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歩振75.0%
歩風25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鹿川先生と同じく、此校創立以來既に三十年近く勤續して居る正直者、歩振あるきぶり可笑をかしなところから附けられた『家鴨あひる』といふ綽名あだなをも矢張三十年近く呼ばれて居る阿部老小使である。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
お勢も今日は取分け気の晴れた面相かおつきで、宛然さながらかごを出た小鳥の如くに、言葉は勿論歩風あるきぶり身体からだのこなしにまで何処ともなく活々いきいきとしたところが有ッてさえが見える。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)