“あめう”の漢字の書き方と例文
語句割合
飴売100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万吉も物腰を変えて同じ軒下の床几しょうぎへ腰をおろし、朝飯をとりながら、いよいよ飴売あめうり傀儡師、周馬に相違ないことをたしかめてよろこんだ。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あれからすぐ夫婦ふたりして大坂を立ち、道中の路銀とてないので飴売あめうりの胴乱どうらんをかけて、子の乳となる妻のかてを、一銭二銭と働きながら、きょうやっと、小倉まで辿たどり着いたところだった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飴売あめうりの太鼓までが、哀歌のように寂しく流れてゆくのだった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)