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あぶなげ
ふりがな文庫
“あぶなげ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
危気
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
危気
(逆引き)
何でもない顔をして模本の雲林を受取った。敵の真剣を受留めはしないで、澄まして
体
(
たい
)
を
交
(
か
)
わして
危気
(
あぶなげ
)
のないところに身を置いたのである。そしてこういうことを言った。
骨董
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
危気
(
あぶなげ
)
は百枚くらいに達して感じたものの、勢いとなめらかさは遂に説話体になり、それがたとえ失敗に終っても生涯に一度くらい失敗したってよいという度胸を決めて了ったのである。
蜜のあわれ
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
行くときは壁や障子を伝つて
危気
(
あぶなげ
)
に下駄を
穿
(
つつ
)
かけたが、帰つて来てそれを脱ぐと、モウ立つてる
勢
(
せい
)
がなかつた。で、台所の板敷を
辛
(
やつ
)
と這つて来たが、室に入ると、布団の裾に倒れて了つた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
あぶなげ(危気)の例文をもっと
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