“あとあじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
後味100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云うのは、今日の見合いが如何いかにも後味あとあじが悪かったので、もしあのまま雪子と大垣駅頭で別れたとしたら、云いようのないいやな気持がいつまでも残ったであろうからであった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
後味あとあじのよい、カラッとした解決が得られるのではないかと、考えていたのであった。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
いつの場合も、妙に後味あとあじを持たせるようなことをいう癖のある男ではある——。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)