“あかがわら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤瓦91.7%
赭瓦8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぱらりと開けてわずかな緑地が見えてサラリイマンの住宅らしい赤瓦あかがわらの小さな屋根が、ちらりほらり見える。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
現に彼が持っていた郊外の或地面などは生姜しょうがさえろくに出来ないらしかった。けれども今はもう赤瓦あかがわらの家や青瓦の家の立ち並んだ所謂いわゆる「文化村」に変っていた。………
玄鶴山房 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
電車線路のこっちに一幅の耕地を持って高まった丘は、電車が開通するとともに文化住宅地になって、昼間電車の中から見ると丘の樹木の間から碧瓦あおがわら赭瓦あかがわらのきが見えた。
白っぽい洋服 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)