“あおたん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青痰50.0%
青丹33.3%
青啖16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その小野忠雄には、彼が酒色に沈湎ちんめんしていた頃、赤坂溜池のほとりで、馬上から青痰あおたんをかけられた恩人である。にもかかわらず、二人の武士は武士の礼を取りに来たのだ。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「坊主」「青丹あおたん」「ぴか一」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と、青啖あおたんを吐きかけて、小屋の内へ入ってしまった。——と、まもなく、やぐらの太鼓がしばらく鳴った。今夜も開場いたしますの町触まちぶれだろう。小屋者総出で木戸前の打水や清掃がはじめられる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)