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『嘘』
ふりがな文庫
『
嘘
(
うそ
)
』
雪降りで退屈で古風な晩であった。 井深君の邸に落ち合った友達が五六人火のそばに寄って、嘘吐き——話の話しくらべをした。自分の素晴しい嘘で人を担いだ話や、またはそのあべこべのしくじり話やらをめいめいが語った。 そしてさて、主人の井深君の番にな …
著者
渡辺温
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新青年」1927(昭和2)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約20分(500文字/分)
朗読目安時間
約33分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
板囲
(
いたべい
)
弱冠
(
はたち
)
的
(
あて
)
偶々
(
たまたま
)
四辺
(
あたり
)
果無
(
はかな
)
理由
(
わけ
)
身形
(
みなり
)
遉
(
さすが
)
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