トップ
>
『河鹿』
ふりがな文庫
『
河鹿
(
かじか
)
』
川ぞいの温泉宿の離室に泊っている緒方新樹夫妻はすっかり疲れてしまった。彼等はお互いの生活の中から吸いとるかぎりのものを吸いとってしまっていた。愛することにも、憎むことにも彼等にとっては最早何の新しさも残っていなかった。彼等は全く同じ二つの陥 …
著者
尾崎士郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮」1927(昭和2)年9月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
唆
(
け
)
未
(
ま
)
鞭
(
むちう
)
一寸
(
ちょっと
)
何時
(
いつ
)
横
(
よこた
)
此処
(
ここ
)
躱
(
かわ
)
題名が同じ作品
河鹿
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)