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『十年』
ふりがな文庫
『
十年
(
じゅうねん
)
』
十年前、十六歳の少年の僕は学校の裏山に寝ころがって空を流れる雲を見上げながら、「さて将来何になったものだろう。」などと考えたものです。大文豪、結構。大金持、それもいい。総理大臣、一寸わるくないな。全くこの中のどれにでも直ぐになれそうな気でい …
著者
中島敦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「學苑 第二號」1934(昭和9)年3月20日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
蹣跚
(
ばんさん
)
充
(
みた
)
一寸
(
ちょっと
)
丁度
(
ちょうど
)
倣
(
なら
)
呷
(
あお
)
外
(
ほか
)
択
(
えら
)
直
(
す
)
腹癒
(
はらい
)
面皰
(
にきび
)