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『酔狂録』
ふりがな文庫
『
酔狂録
(
すいきょうろく
)
』
またしても恋物語である。しかしその物語の主人公は私ではない。 それはもう今から七八年前の或る冬の夜のことであつた。私はその時分毎晩のやうに銀座界隈の酒場歩きをやつてゐたので、その夜ももうかなり遅く、尾張町の角のところにある、或る大きな、天井 …
著者
吉井勇
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
炷
(
や
)
密
(
ひそか
)
息
(
やす
)
染
(
し
)
点頭
(
うなづ
)
熾
(
さかん
)
逡巡
(
ためら
)
噎
(
む
)
埴
(
はに
)
塗
(
まみ
)
痴
(
し
)
絖
(
ぬめ
)