トップ
>
『日本橋』
ふりがな文庫
『
日本橋
(
にほんばし
)
』
(第一日)快晴——私は八時に起床して、いでたちをとゝのへ、首途の乾杯を挙げ、靴を光らせ、そして妻の腕を執り、口笛の、お江戸日本橋——の吹奏に歩調を合せながら、この武者修業のテープを切つた。麗かな朝陽のなかには、もう春の気合ひが感ぜられる。 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「時事新報(夕刊)」時事新報社、1931(昭和6)年2月21日~3月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約35分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
態
(
さま
)
洋盃
(
こつぷ
)
逆
(
のぼ
)
喰
(
くら
)
先程
(
さつき
)
吾家
(
うち
)
庫
(
くら
)
怕
(
こわ
)
葭
(
よし
)
首途
(
かどで
)
題名が同じ作品
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)