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『乳色の靄』
ふりがな文庫
『
乳色の靄
(
ちちいろのもや
)
』
四十年来の暑さだ、と、中央気象台では発表した。四十年に一度の暑さの中を政界の巨星連が右往左往した。 スペインや、イタリーでは、ナポレオンの方を向いて、政界が退進した。 赤石山の、てっぺんへ、寝台へ寝たまま持ち上げられた、胃袋の形をしたフェッ …
著者
葉山嘉樹
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮」1926(大正15)年12月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約37分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
眩
(
めまぐる
)
捨
(
ちゃ
)
姿
(
なり
)
他事
(
ひとごと
)
凭
(
もた
)
匕首
(
あいくち
)
喫驚
(
びっくり
)
検
(
しら
)
焙烙
(
ほうろく
)
繞
(
めぐ
)