“間(マ)” の例文
剣術の試合とちがって、間(マ)がちがっている。勝手がわるい。ホラブンのモチ竿は間ということを考えていないように見える。
ことしの夏は、そんな間(マ)がなくて、とう/\見はづして了うたので、残念に思うてゐる。毎年、どつかで見ない事のない「夏祭浪花鑑」の芝居である。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
スベテノ言(ゲン)、正(タダ)シク、スベテノ言(ゲン)、嘘(ウソ)デアル。所詮(ショセン)ハ筏(イカダ)ノ上(ウエ)ノ組(ク)ンヅホツレツデアル、ヨロメキ、ヨロメキ、君(キミ)モ、私(ワタシ)モ、ソレカラ、マタ、林氏(ハヤシシ)、寝(ネ)ル間(マ)モ烈(ハゲ)シク一様(イチヨウ)ニ押(オ)シ流(ナガ)サレテ居(オ)ルヨウダ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
三間(マ)とほす 畳のひろさに 夜びえして、秋の早きを おぼえ居るなり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
ソノ間(マ)ヲ洩レテ君ガ眠リニ。
疲レ (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
翁が入り、三番叟がすむと、殆ど、お茶を呑みに行く間(マ)もない程の間で、神能が始まる。養老・田村・高砂・嵐山など、神仏に関係したものが演じられる。
とたんに相手がササッと進んだものである。一瞬もその気配を察知し得なかった米屋のアンニャ、すでに相手が間(マ)にはいっているから、いきなり振り下す。空を斬ってトントントン。
物語りする刀自たちの話でなく、若人(ワカウド)らの言ふことは、時たま、世の中の瑞々(ミヅヽヽ)しい消息(セウソコ)を傳へて來た。奈良の家の女部屋(ヲンナベヤ)は、裏方五つ間(マ)を通した、廣いものであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
木刀の間(マ)にはいるとやられるから、奴メ一人前に十手を構えて遠く離れていやがる。ジリジリ進むと、ジリジリ下りやがる。当り前のことだ。ジリジリ進む。ジリジリ下がる。ジリジリ進む。
物語りする刀自たちの話でなく、若人(ワカウド)らの言ふことは、時たま、世の中の瑞々(ミヅヽヽ)しい消息(セウソコ)を傳へて來た。奈良の家の女部屋(ヲンナベヤ)は、裏方五つ間(マ)を通した、廣いものであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
物語りする刀自たちの話でなく、若人(ワカウド)らの言ふことは、時たま、世の中の瑞々(ミヅミヅ)しい消息(セウソコ)を伝へて来た。奈良の家の女部屋(ヲンナベヤ)は、裏方五つ間(マ)を通した、広いものであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
夜(ヨル)の間(マ)よりも暗くなつた盧(イホリ)の中では、明王像の立ち處(ド)さへ見定められぬばかりになつて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
夜(ヨル)の間(マ)よりも暗くなつた廬(イホリ)の中では、明王像の立ち處(ド)さへ見定められぬばかりになつて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
夜(ヨル)の間(マ)よりも暗くなつた廬(イホリ)の中では、明王像の立ち処(ド)さへ見定められぬばかりになつて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
吉右衛門は、調子がよいと言ふのは、主として音質についての讃美である。「八百蔵中車」の調子をほめたのは間(マ)の正しい発声と、どすと称する声の深さに対して、したものであつた。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
帰り来ば、脚結(アユ)ひの紐も とかぬ間(マ)に、まづ顔見せよ。待ちつゝあるぞ※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
山の間(マ)に充滿して居た夕闇は、光りに照されて、紫だつて動きはじめた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
山の間(マ)に充滿して居た夕闇は、光りに照されて、紫だつて動きはじめた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
山の間(マ)に充満して居た夕闇は、光りに照されて、紫だつて動きはじめた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)