“遠慮勝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんりょが33.3%
えんりよがち33.3%
えんりょがち16.7%
ゑんりよがち16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
につけよと、上官じょうかんからいわれたのであるが、何事なにごとにも内気うちきで、遠慮勝えんりょがちな清作せいさくさんは、おな軍隊ぐんたいにおって朝晩あさばん辛苦しんくをともにした仲間なかまで、んだものもあれば、また
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たゞすこ遠慮勝えんりよがちなのと、あまおほ口数くちかずかぬのが、なんとなくわたしには物足ものたりないので、わたしそれであるから尚更なほさら始末しまつわるい。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
不遠慮に何にでも手を触れるのが君の流儀で、口から出かかった詞をも遠慮勝えんりょがち半途はんとめるのが僕の生付うまれつきであった。この二人の目の前にある時一人の女子おなごが現れた。
其所そこつてもいですか』と遠慮勝ゑんりよがちうてると、令息れいそくわらひながら『何處どこでもよろしい、つたところ御掘おほりなさい』とはれる。