“生付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うまれつき75.0%
うまれつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
格別かくべつに惜まれけれども主税之助は至て愚智ぐち短才たんさいに在ながら其心は大惡の生付うまれつきゆゑさらに取處もなくせめ半知はんぢも殘したまはる樣にと大岡殿肺肝はいかん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
く人の好い生付うまれつきの性質と境遇のしからしめた淫奔の習慣とこの二つが混同してお千代は全く女の自衛という事を忘れてしまったのである。
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)
不平があれば出て仕舞しまうい、出なければ不平をわぬがよいと、毎度とめて居たことがあるが、れはマア私の生付うまれつきの性質とでも云うようなものでしょう。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
産の難易は云々うんぬん、幼少の時の健康はく/\、気質の強弱、生付うまれつきの癖など、ザッと荒増あらまし記してあれば、幼少の時の写真を見ると同様、このかいたものを見れば成長の後、第一面白いに違いない
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)