遠慮勝えんりよがち)” の例文
たゞすこ遠慮勝えんりよがちなのと、あまおほ口数くちかずかぬのが、なんとなくわたしには物足ものたりないので、わたしそれであるから尚更なほさら始末しまつわるい。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
遠慮勝えんりよがちではあるが恐ろしく緊張した樣子の聲と、格子をたゝく音に眼を覺されてしまつたのです。