“罪人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つみびと54.5%
ざいにん32.7%
とがにん7.3%
つみんど1.8%
やつ1.8%
ザイニン1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼わがかたに進み我彼の方に進めり、貴き國司ニーンよ、汝が罪人つみびとの中にあらざるを見て、わが喜べることいかばかりぞや 五二—五四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
とその家庭かてい苦痛くつう白状はくじやうし、ついにこのしよ主人公しゆじんこうのち殺人さつじん罪人ざいにんなるカ……イ……をともなひてその僑居けうきよかへるにいた一節いつせつきはめて面白おもしろし。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
ひよつとしたら古い罪人とがにんも良心に立ち返つて、もともと自分のでもない物は返してよこすかもしれないから。
御取上げあるは片手打の御捌おさばきといひはてぬにだまれ憑司おのれ極惡ごくあく罪人つみんどとして公儀こうぎ裁判さいばん片手打かたてうちとは何事ぞ其方が悴昌次郎は傳吉が留守中るすちう不義致し居しだん重々ぢう/\不屆なるを傳吉は其れを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
非常の時は非常手段でなくっちゃね。その代り素晴らしい代物を連れて来ましたぜ。昨日運転士からお知らせしたように、彼等の中には徒刑場から脱走した罪人やつがいます。
自省ジセイナオケレバ千万人センマンニンエドモ、——イヤ、握手アクシュハマダマダ、ソノタテノウラノ言葉コトバヲコソ、「自省ジセイナオカラザレバ、乞食コジキッテモ、赤面狼狽セキメンロウバイ被告ヒコク罪人ザイニン酒屋サカヤム。」
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)