“罪咎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つみとが85.7%
ざいきゅう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その青い倦怠の中からわれ知らず罪咎つみとがの魔神の力をりても生き上ろうとするわが身の内の必死の青春こそ、あなや、危うくあります。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
六三郎はふだんから正直の聞えのある者、殊に父子とはいいながら十年も音信不通で、父の罪咎つみとがに就いてなんの係り合いもないことは判り切っている。
心中浪華の春雨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
宮中の美人、皆侵掠され、百余日の後、懐妊する者おおく、いで往きて王にもうし、罪咎ざいきゅうを免れんとねがう。王これを聞きおわりて、心大いに悦ばず、云々。