“裁判”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいばん71.4%
さばき28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やす消光おくらす可し是にて一件落着らくちやくしたりと述給ふ程に小役人は落着らくちやく一同立ませいと諸聲もろごゑあはして言にける實にくもりなき裁判さいばんは人を損せず理を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なぜなられいのカピが時間をしめした大きな銀時計は売られてしまった。かれは罰金ばっきん裁判さいばん費用ひようをはらうためにありったけの金を使ってしまった。
貴方が首脳セルヴォで、僕は手先ブラだったのさ。『正義の裁判さばきは唯一にして不変なり』っていうから、僕——『神経家ネルヴー』の僕がさばいて、判決を下して、そして刑罰を行ってやろう。
誤診 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
えるされむに住む靴匠くつしょうでござったが、当日は御主おんあるじがぴらと殿どの裁判さばきを受けられるとすぐに、一家のものどもを戸口とぐちへ呼び集めて、勿体もったいなくも、御主の御悩みを、笑い興じながら
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)